
うつ病ってどんな病気?
人間なら誰でも、嫌なことや大きなトラブルがあった時には気分が落ち込んでしまうものです。
特に理由が見当たらなくても、なんとなく気分が晴れなかったり、いまいちやる気が出なかったり……。
そういう経験を一度もしたことがないという人はいないのではないでしょうか。
ふつうの場合、そうした気分の落ち込みは時間が経てば自然と回復し、もとの心身ともに健康な状態へと移行していきます。
しかし、もしそういった気分の落ち込みが長期間にわたって解消されず、心の中に「疲れた」「毎日がつまらない」「将来が不安で仕方ない」といったようなネガティブなイメージが頻繁に浮かんでくるようになると、そこにはうつ病が潜んでいる可能性があるのです。
> 7つに絞られる原因を知る事で根本的な改善を目指す
うつ病がひどくなると仕事や日常生活に支障がでます
うつ病はただ単に気分が落ち込むというだけのものではありません。軽いうちは時間の経過で改善されることもありますが、ひどいときには日常生活に支障が出て、仕事や家事ができなくなることもあります。
うつ病は精神的な病気であるため、気の持ちようでどうにかなるという一般論がまことしやかに流布されており、うつ病に対して「それは甘えだ」とするような意見もあります
しかしうつ病は過剰なストレスや身体的な変化によって神経伝達物質のバランスが崩れるために起こる病気なのです。
うつ病に対する理解はまだ十分とは言えず、うつ病を発症している本人でさえも自覚がなかったり受診に抵抗を感じたりすることがまれではありません。
ここではうつ病の仕組みを知るとともに、うつ病である本人のためのアドバイスを見ていきましょう。
うつ病と落ち込みとの違い
うつ病と単なる気持ちの落ち込みとは時として混同されますが、両者の間にはさまざまな違いがあります。
気分が落ち込んだりすることは日常的に起こることですが、そうなったからといってその状態が常にうつ病に発展するわけではありません。
単なる気分の落ち込みの場合は時間が経ったり気晴らしをすることで回復しますが、うつ病になると適切な治療をしないと気分が晴れることがありません。
以下にうつ病と気分の落ち込みの違いをまとめてみました。
うつ病の場合
・抑うつ気分が強い
・妄想が見られる場合がある
・自殺企図、あるいはその実行がある
・日常生活が大きく阻害される
・よいことがあっても気分が晴れない
・原因がはっきりしていない
・客観的に状態が理解できない
・症状が長く続く
・抗うつ薬が効く
・趣味や仕事が手に付かない
気分の落ち込みの場合
・抑うつ気分は弱い
・妄想的な思考は見られない
・自殺企図はまれ
・日常生活の阻害は少ない
・よいことがあると気分が晴れる
・原因がはっきりしている
・客観的に状態が理解できる
・症状は長くは続かない
・抗うつ薬の効果はない
・趣味や仕事で気がまぎれる
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